北海道に移住したい方、北海道暮らしを希望されている方のほとんどが不安を感じている「冬」の生活。慣れない冬道の移動や、雪かき、たびたびニュースで見かける猛吹雪を心配せずにはいられないのは当然のことです。北海道民にとっても、それは同じです。
しかし、心配だからこそ様々な対策が取り組まれ、冬でも快適に過ごせる工夫が積み上げられています。
千歳市は、太平洋側と日本海側の気候特性の影響を受ける分岐点に位置しており、北海道の中では比較的雪が少なく、内陸型のしのぎやすい気候となっています。ただし、冬道の運転は「スタッドレスタイヤに履き替える」「不凍結タイプのウオッシャー液を用意する」など、車を「寒冷地用」にします。
千歳市の気候について詳しくは、気温・積雪・空気・水 をご覧ください。
比較的晴れや曇りの日が多く、国道、道道の除雪も行われ、幹線道路に雪がない日の方が多くなっていますが、玄関から道路までの通路部分は自分で除雪します。主に除雪は「雪はね」と呼ばれるプラスチック製で重量の軽いスコップ状の道具を使用します。
遊歩道を滑りにくくするために、砂をまく用意をしています。
除雪の様子
千歳市の除雪について詳しくは、千歳市ホームページ(除雪情報)をご覧ください。
人々の暮らしの中には、冬を過ごすことによって生まれた習慣や精神があります。それらは住んでいるうちに自然と身につき、冬の生活も特別なものではなくなるでしょう。南国の人にとって暑さや梅雨が平気なように、北海道に住むと、寒さや雪も慣れてしまいます。
また雪は、冬ならではの美しい景色を作り出し、雪解け水は大地の恵みをもたらしてくれます。
※写真は、2015年2月中旬に撮影したものです。積雪量は年によって変動しますので、ご留意ください。